一億総カメラマンの時代がやって来た！

東京は先日の大雪で、早目に帰宅する人達で電車が混乱し、大変な思いをした人が多いと思います。

昨日は、高崎線内で、車が線路に入ったとかで、運転再開が深夜1時。

こんな電車の事故に巻き込まれる方は多いと思います。

その方々がニュースよりも早くネットを通じて情報を流してくれるので、いち早く運転再開を知ったり、事故現場や駅の状態を写真で見る事ができるようになりました。

昨年、食事をしていたビルが火災になり、避難したことがありました。

これはなかなか経験しないことだと思うのですが、非常階段を使い外に出ると野次馬の方々がビルを取り囲み、多くの方がスマホで写真を撮っていました。検索をかけると多くの情報がＵＰされていました。

携帯電話がなかった頃は、写真を撮るのは、カメラが必要ですから、そうそう持ち歩いていませんでした。

趣味でカメラ撮影をしている方は自分の好みの被写体に向かい、作品を撮る。そんな感じでしたから、今のように写真が溢れかえる世の中ではありません。技術を磨き、より良い写真を撮るために奮闘していた事と思います。

写真のコンテストには、色々な部門がありますが、報道部門の優秀賞に当時の使い捨てカメラで撮った写真が選ばれたことがあります。

「写るんです」と言いましたっけ？アレです。

良い写真を撮るには、「そこに居る」ことだと思います。

多くの方が同じ被写体を写したならば、次に「感性」や「技術」「知識」などが大切なのでしょうが、撮る物の前にいなければ、撮る事は出来ないのです。今や一億総カメラマン、一億総記者。どこよりも早く情報提供をするのは、テレビでも新聞でもなくなってきたように思います。

いつ、なんどき、カメラマンや記者として情報提供をする立場になるかもしれませんよ。